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バシリウス・ベスラー 「アイヒシュテットの園」 1613年 No.267
No.267
バレー・グラウンドセル
ユーロピアン・ゴールデンロッド
コモン・ルーズトライフ
版画シートのみ イメージサイズ 410x490mm
写真はシートのマージンをイメージサイズまでトリミングしてあります。
マットやフレームはご希望により製作いたします。
<版画の出典作品>
バシリウス・ベスラー 「アイヒシュテットの園」
1613年初版 アルトドルフ 手彩色銅版画
「アイヒシュテットの園」は、間違いなく人類の作り出した最も偉大な花譜のひとつで、銅版画で作られた植物図版としても最大級のサイズです。
熱狂的な園芸家であったアイヒシュテット司教ヨハン・コンラート・フォン・ゲミンゲンがヴィリバルトブルク城内の邸に持っていた当時のヨーロッパで最も重要な植物園のひとつと言われた庭園の管理をベスラーにまかせ、そこで栽培されていた珍しい植物の花譜を作る援助をしました。
367枚の図譜に1084種の花が描かれ、エキゾチックなそれらの多くのものは、初めて紹介されるものでした。 ひとつの庭園で栽培されている植物の網羅的な花譜としては、最も古いものです。 ほぼ実物大で描かれたこの花譜は、それまでの花譜のような大雑把な描写とは異なり細部まで写実的で、またレイアウトにも配慮されていて一枚一枚が美術作品として通用するほど衝撃的でした。 完成まで16年の歳月が費やされ、名手ウォルフガンク・キリアンをはじめとする10人の画家と彫版師が働いていたと言われています。
ベスラー(1561年−1629年)はニュルンベルクの薬剤師で植物学者でした。 1817年にミュンヘンで原版が溶かされるまで二度再版されていますが、初版は300部しか印刷されておらず、現在残っているものは極めて少なく貴重です。
<出品版画について>
出品中の作品は全てオリジナルプリントで、現代の複製品ではなく、記載されている年代に実際に作られたアンティークプリントです。
古い版画ですから紙の酸化や湿気によるシミなどの自然なエイジング(経年変化)や、多少の破れや欠けなどのダメージがある場合があります。 海外では著しく損なわれていなければ、アンティークの魅力のひとつである歴史を感じさせる味わいの源として気にされない場合がほとんどです。 もちろん当店では出来る限りコンディションの良いものだけを集めるよう努力していますが、特にコンディションに敏感なお客様はご購入前にご納得がいくまでお問い合わせください。
<作品のマット装、額装について>
シート状態の版画にはお客様のお好みに合わせたマットをご希望でお作り出来ますので、別途お問い合わせください。 当店で使用しているマットは作品保護に最適なPH値の高い無酸マットで、作品を留めるテープも大英博物館でも使われている無酸紙テープです。
規格フレームサイズのマット付き版画にはお手頃な価格の規格フレームの在庫がございます。 フリーサイズのマット付き版画には、サイズをオーダー出来るモールディングフレームの準備がございますので、どうぞお気軽にご相談ください。
当店では様々なジャンルのアンティークプリントを常時数千枚在庫しています。 お手頃な価格のものから一流の美術品として通る貴重な作品まで、バラエティに富んだ品物を集めるよう努めています。 こちらではその一部しかご紹介出来ませんので、何かお探しの品物がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
商品コード : ARIAOBA7-267 |
価格 : 220,000円(税込) |
※送料はAランクとなります。 |
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